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ダイソーら100円ショップ大手3社の卓球ラケット比較!無理やり使ったら地獄でしたレビュー

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ぼくら貧乏人の巣窟・100円ショップ。そこで卓球ファンが気になるのが・・・安すぎて怖い100円の卓球ラケットたち。

「どうせ凄まじいクソ性能だろう…でも、一度は使ってみたい」

全国1000万人の卓球ファンのために、それを実現しよう。100円ショップ3大メーカーの卓球ラケット、総比較レビューを行ってしまう。

僕は都内各店の100円ショップを探し回り、ラケットを購入した。

こちらがセリアのもの。ラバーが青、この時点で反則だ!
こちらキャンドゥ。下のワゴンに追いやられたラケットは、唯一のペンタイプ
そして業界最大手、ダイソーのラケット!
とうとう業界大手三社の100円ラケットが揃った!

 

【まずは重量計測】

軽い!あまりに軽すぎる!
これまた軽い!なんかおかしいだろう!
まさかの片面ペンが一番重いというカルチャーショック

通常、シェークハンドラケットは180gくらいが標準だ。まさかの半分以下。どれも板やスポンジが妙に薄かったり、裏ソフトにあるはずのスポンジとラバーの間のイボ部分が無いという、謎仕様がこれを生み出しているのか。片面しかラバーを貼っていないペンラケットが一番重いという、ふつう絶対にありえない、謎の100円ラケット重量事情(通常、片面ペンは135g位。これでも軽いが)

見よ!イボ部分が無く、扁平なのが100円ラケット裏ソフトラバーの特徴

 

【ラケットサイズを計測する】

僕らの卓球トップメーカー・バタフライも卒倒するレベルのちっちゃさ
負けじと恐怖のちっちゃさを見せつける
これだけ、普通にそこそこ大きい

妙に小さい。通常、シェークラケットは157×150cm、ペンラケットは日本式の角型であれば163×135mmぐらいが主流だ。それを、100円ラケット勢はダイソーとセリアのものがそれを大きく下回り、キャンドゥが逆に上回った。100円ラケットならではの、普通はありえないラケットサイズ展開も見ものだ。色々と恐ろしくて、なんか早くも試打するのが怖くなってきた。

 

【ラバーをさわる】

ダイソーのラバーはやたらカッチカチ!(なんと裏ソフトラバーなのにスポンジが無い)

セリアのはチョー柔らかい!(お菓子みたいにフワフワ)

そしてキャンドゥのペンラケットのラバーだけ、他の2つの表面みたいにサラサラじゃなくて、すべり止め感がある!(このグリップ感は、スピンに繋がるか!?)

 

【材質は、ふつう使わない謎の材料が使われる】

◆キャンドゥラケットの材料・・・天然木、塩化ビニル樹脂、EVA樹脂

◆ダイソーラケットの材料・・・天然木、合成ゴム、EVA樹脂

◆セリアラケットの材料・・・天然木、ゴム

天然木と(合成)ゴムは一般的な卓球ラケットでも使うが、 なんとキャンドゥラケットは、実は全くゴムが使われていない謎仕様。代わりに「塩化ビニル樹脂」なるものを使う。

画像出典:Wuxi Tefa Decoration Material Co., Ltd.さん 画像出典:川西工業さん

これ実は、あの雨ガッパの材質だ。そしてキャンドゥ及びダイソーラケットに使われる「EVA樹脂」は、お風呂スノコなどに使われているもの。それで打つのか? 試打する前から衝撃が走る100円ショップラケット。

 

【試打してみよう】

部屋を出て、都内某所の卓球マシンを相手に試打!

 

【まずはボールつき】

とにかく・・・どれもこれも圧倒的に弾まない。その弾まなさたるや、強粘着ラバーのそれをも上回るレベル。この低レベルの争いの中では、セリアのものが一番弾む。やはり柔らかいラバーは、弱いインパクトでは効果を発揮する。

 

【フォア打ち(卓球で一番良く見る基本的な打ち方)

弾まない、弾まなさすぎて、まともにフォア打ちすらなかなかできん!みんな、1000円ラバーばりラケットあたりをイメージしていると思うけど、その比では無い。120%の苦笑いが出るほどやりづらい。フォア打ちすら諦めて、ライジングを捉える、「当てるフォアショート打法」でも使った方が良いんじゃないかレベル。

その中でも、キャンドゥのペンラケットが一番安定感がある。逆にセリアのは絶望的。

 

【バックハンド(フォア打ちと逆向きに打つ、打ち方)

フォア打ちよりはまだ何とか打てるが、それでも、いつものラケットの角度だと、ポトンと落ちてネットにかかってしまう。弾まない分、少しラケットを上に向けることが重要。ここでも、セリアのラケットは返球に苦しむ。ラケット面をほぼ水平にして、ボールが落ちないように細心の注意を払わなければ返球できぬ有様。早くもセリアのラケットが周回遅れの様相だ。

 

【サービス(サーブ)

あまりに弾まなすぎて、ショートサービスがネットを超えないという未知との遭遇。ショートサービスの際も、ラケットにちょっとぶつけ気味にしないといけない。なので回転が微妙に逃げてしまうジレンマ。ただ、この中でも比較的サーブがやりやすいのはキャンドゥのペンラケット。一番シートがしっかりしている為回転もかかる。逆にクソなのはダイソーのラケット。ラバーが硬い&弾まない&回転がかからないので、弱めのインパクトだとまるで機能しない猛烈な哀しさ。

 

【チキータ(フリック)(相手のサーブを狙う現代型の回転攻撃打法)

100円ラケットで、今をときめく技術『チキータ』にも何を思ったか無謀な挑戦。正直、うんこな100円ラケットでは相当苦戦すると思われたが、意外にもあのお荷物こと「セリアラケット」でのチキータがなかなかやりやすい。フイッと軽くボールを持ち上げて、台ヘ落としやすい感じ。ボールは遅いけど、ラバーの柔らかさが功を奏したか。その次に、キャンドゥのペンもバックフリックが中々やりやすい。意外とチキータが好感触の100円ラケットたち。しかしダイソー、キミはダメだ。

 

【スマッシュ】

途方も無く回転がかからない100円ラケット。「じゃあ、スマッシュしちゃえば良いじゃん」と思う人はいるかも知れないが、それも難しい。スマッシュを入れるのに必要最低限の上回転もかからず、台に入れるのが超難しい。さらに、とにかく弾まず、「思い切り強くボールを叩く」事に意識が取られる事で、ラケット調整に意識が向かず、それもミスに繋がる。その中でも、ダイソーのラケットは比較的スマッシュがしやすかった。ラバーがカチカチなのが影響していそう。だが、セリアで打ったスマッシュはうんこレベル。

 

【フォアドライブ(球をこすり上げるポピュラーな攻撃打法)

ついにやってきた、卓球の華・ドライブ。最初に言っておく、超やりづらい。特にセリアのラケットでのドライブは破滅的だ。ボールをまるで掴まず、『真上に振り上げる謎スイング』でしかドライブは不可能。ダイソーも同じようなスイングでないとドライブできないが、幾分ボールを掴んでる感はある。そして、思いのほか使えたのがキャンドゥのペンラケット。スピードドライブを打てて、ラケットを下に向けてもボールがポトッと落ちないのはコレだけ。勿論スピードは遅めだが、そこそこ良い。100円ラケットじゃまともなドライブはできないと思ったのに・・・ちょっと感動したぞ。

 

【それぞれの性能を表にしてみた】

融通のきかないカチカチラバー、小技に大いなる不安感が

 

フニャフニャラバー、大技に相当な課題を残す

 

この中では『まだだいぶマシ』! だがスマッシュのみ、若干厳しい

 

【総合評価】

『キャンドゥ>>>>>>ダイソー>>セリア』。

 

キャンドゥのラケットは100円ラケット界では突出した高性能。ちゃんと回転が安定してかかるのはコレだけ。中でも、ちゃんとしたフォアドライブを連発できるのは驚き!あと、指のところを削ってないペンラケットだが、指が痛くならないのも良い。キャンドゥがお近くにあれば、シェークの人ですらこのラケットを選ぼう!

どうしてもキャンドゥ以外で選ぶならば、チキータ以外「まるで出来ない基本プレー」が一応無い、ダイソーを選ぶのがまだ身のためだろう。

ともあれ100円ラケットは、1000円くらいのラバーばりラケットより、ぶっちゃけ質は落ちる。これから卓球をはじめる初心者が、くれぐれもセリアのおっちょこちょいラケットを掴まない事を祈るばかりだ。

そして・・・まあたったの100円で買えるラケットだ。大目に見てやってくれ。

それで、本気で上達したいあなたは、頼むからちゃんとしたラケット(ラバーと別々のやつ)を買ってくれー!

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