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今のテニスでいちばん使うショットは、卓球のドライブから生まれたって知ってる?~テニス界を卓球化した、卓球少年ビヨン・ボルグのすごい功績~

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テニスは、いつだって卓球の目の上のたんこぶ。
「テーブルテニス」なる名前自体が、「テニスのテーブル版」というニュアンスだし…。

その証拠に、卓球人気急上昇中の昨今ですら、「錦織圭」の人気にもう一歩敵わない。
水谷隼と錦織圭の世界ランキングは、同じくらいなのに…

そんな中、テニスにしてやられる俺たちにとって朗報がある。
テニス選手が打つグラウンドストロークショット※のほとんどを占める『トップスピンショット』は・・・実は卓球から生まれたものなのだ。(※ワンバウンドしたボールを打つ通常のショット)

その生みの親は、テニス界のスーパースター、ビヨン・ボルグだ。

彼が生まれたスウェーデンは、まだ世界王者ベンクソンらが台頭する前ではあったが、当時からヨーロッパの中では卓球が盛んな国だったという。

ボルグの父はそんなスウェーデン代表の卓球選手であり、ボルグ自身も幼少時、最も力を入れていたスポーツが卓球だった。そして9歳の頃、父が卓球大会で手に入れた商品のテニスラケットをねだり、テニスをはじめたという。
出典:ビジネスに活かす一流選手の言葉(ビジネス哲学研究会編集、PHP研究所)

卓球は当時すでにドライブが当たり前の時代となっており、テニスの英才教育を受けてこなかったボルグはそのまま、卓球のフォアドライブのフォームでテニスボールも打つようになる。
出典:武藤泰明ホームページ

それは、あたかも卓球のドライブのように、ボールをこすり上げて回転をかけるスイングとなり、コートへ突き刺さるボールとなった。まさに、『テニス版ドライブ』とも言うべきショット、それが『トップスピン』だ。

当時全盛だったミート打ちの「フラット打法」では考えられないほど、恐ろしい安定感を誇ったボールを武器にボルグは、タイトルを総ナメ。今でもボルグの残した、4大大会11勝という記録は、歴代6位タイに入るほど。

テニスの英才教育を受けてこなかったからこそ、発明できた「トップスピン」。
ボルグ以前のフラット打法と、ボルグ以後のトップスピンでは、
ガラッとテニス界が変わってしまった。

つまりボルグは「テニスの卓球化」を行い、
テニス界に空前絶後の天変地異を呼び起こしたのだ。

超極端に言うと・・・「今のテニスは、卓球が作った」と言っても、良いのだ。

TOP画像出典:veja.com

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